縄文の里・朝日
どーも、歩く縄文顔です。
今回は自分のネーミングと相性バッチリの縄文の里・朝日に行ってみました。
ちょうど『縄文MAGIC』というイベント開催中でした。
- 住所:新潟県村上市岩崩612-118
- TEL:0254ー72ー1577
- 営業時間:9:00~16:30
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
年末年始(12月29日~1月3日) - 入館料:大人400円(320円)小人100円(80円:高~小学生)
*()内は20名以上の団体料金
*未就学児は入館料無料
※障害者手帳の提示等により入館料が免除 - 公式HP⇒こちら
縄文MAGIC
縄文をみつめるものは、また、縄文からもみつめられる
このキャッチコピー、すごくないですか!?
全く意味が分からないけど気になって仕方ありません(笑)
このポスターを見かけて、縄文の名のつく男としては行かない理由はないですよね!!
さっそく、縄文の里・朝日の公式Twitterの方に連絡を取ってみたところ、とても気さくにSLAMDUNKネタで返事をいただき、当日も温かく迎えてくれました。
イベント終了ギリギリになってしまいましたが、6月20日の訪問です。
今回はその時の体験談を踏まえながら紹介していきます。
学芸員の方の丁寧で熱い説明
館内は受付で渡される音声ガイドを聴きながら見学を行うのですが、今回は事前に連絡をしていたこともあり、特別に学芸員の方(野田さん)に案内をしてもらいました。
自分は縄文時代に関してわりと詳しい方ではありますが、館内を巡っていると次々と興味深い情報が出てきます。その都度、野田さんに質問を投げかけていましたが、どんな質問に対しても丁寧に熱く語ってくれ、非常に勉強になりました。
特に『縄文時代は世界最古の文明なのでは?』という自分の長年の疑問にも回答いただきました。ちなみに、みなさんはどう思いますか?
こんな風に一つの展示品についてしつこくQ&Aを重ねていたので、最終的に2時間近くも案内をさせてしまっていました。自分の知的好奇心のために、最後まで笑顔でお付き合い頂きありがとうございました。
野田さん、素敵な時間をありがとうございました!!
野田さんの解説のおかげで縄文の歴史を深く知る事ができました。その一方で知れば知るほど、さらなる疑問や未開の地へのロマンも溢れてきました。
いやー、縄文時代はまだまだ謎も多く奥が深いですね。
『縄文をみつめるものは、また、縄文からも見つめられる』
こっちが見つめているはずなのに、逆に見つめられています(笑)
そういった視点で考えられたキャッチコピーだったのか!!
特に左のハート形土偶は胴体が追加されると、空を見上げるように斜め上を見ているデザインになるため、よりこちら側を見ているように見えるそうです。他は正面を見ているデザインで、時代によって様々な特徴があります。このあたりの違いも面白いですよね。
※ちなみに『公式Twitterを見た』or『縄文顔ブログを見た』というと、土偶や土器の写真付きのオリジナルカードがもらえます。色々なカードを選べますが、自分はやはりこれを選びました↓↓↓
短い時間でのふれあいでしたが、この土器に愛着がわいています!!
常設展示品
縄文の里・朝日での展示品は、奥三面遺跡群から出土した遺物と奥三面集落に残してあった生活品などを、近代の生活と比較をしながら展示されています。
ジオラマを使って分かりやすく展示されていたり、訪れる人を飽きさせず、さらに理解を深めるための工夫が施されていました。
そして一番驚いたのは、歴史の証拠となる土器や石器、細かい装飾品、植物の実に至るまで、細かくバラバラに発見される出土品をパズルのように組み合わせて、まるで最近作られたかのようにキレイに修復してあるところです。
よく考えてみてください、今展示されているのはおよそ2,300年~13,000年以上前のものですよ!!形が残っているだけでも奇跡的じゃないですか?
様々な出土品を見ていると、長年にわたって多くの人達が過去の歴史を知るために、数々の時代を現している地層のような努力の蓄積により、縄文時代から現代へと想い・心・生活といった人生の歴史を紡いできている事が伝わりました。
彼らがいたから今の自分たちがいる。
過去と未来はつながっている。同じ空をみている。
そんな事を想いながら館内の展示品を見て回りました。
ここは縄文時代の歴史だけでなく、人生を学べる場所でもありますね。
国指定重要文化財
館内には非常に多くの国指定重要文化財がありました。そもそも国指定重要文化財を目の前にするという機会は人生でも多くはないので、正直ワクワクしました。
歴史を紡いできた物なので感慨深いですね。
平成27年9月4日に文部科学省より奥三面遺跡群元屋敷遺跡の出土品1,718点が国指定重要文化財と認定されたそうです。
奥三面遺跡群はダムの建設に伴って、その水没範囲にあった19の遺跡の総称です。
その遺跡はダムの湖底に沈んだそうですが、旧石器時代から縄文、弥生、古墳時代の遺物が出土しました。その湖底に沈んだ遺跡も調べてみたいですね。
そして隣接する山々の中にも隠された遺物があると思いますが、多額の発掘・研究費用などの問題から未開の地となっています。
宇宙や海も分かっているのは全体の数%という情報もありますが、こんな身近な地域でも分かっていないので、地球規模で考えたら未開の地ばかりですね。
生きているうちに、少しでも多くの謎が解明されて欲しいですね。
写真で紹介コーナー
とにかく魅力で溢れた施設で文字だけでは語りきれないので、写真とともに紹介していきます。施設内だけでなく、自然に囲まれた外にも見どころはあります。
施設に辿り着くまでの道も一本道ですし、定期的に看板が立っているので迷わずいけます。
縄文顔とYouTubeツアーしませんか?
ここまで読んでみて、気にはなるけど場所的になかなか行けないという方。
この動画を見て、縄文顔の足りない説明ではありますが『縄文の里・朝日を巡るツアー』を一緒に体験しませんか(笑)
一生懸命に説明はしてはいますが、素人説明なので多少の間違いはご了承ください。
期間限定イベントの『縄文MAGIC』を見逃した方にもオススメです。
※よければチャンネル登録もお願いします(笑)
縄文の里・朝日に行ってみた感想
縄文時代の道具の変化を見ると、過酷な環境に適応するために全力で知恵を絞って生きてきた事も分かりました。
縄文時代は一万年ほどの年数をひとまとめの時代として当てはめていますが、当時から集落や家族単位で協力し合い、他人との差別や比較をしないような環境や思考で平和に過ごしていた事も伝わりました。
様々なモノに溢れている現代よりも幸せな時代だったのかもしれませんね。
いま一度、縄文時代を見つめ直す必要がありそうですね。
でも、見つめかえされるかな(笑)
今回は見学がメインだったので、次回は子供を連れて土器作りなどの体験をしてみたいと思います。
新潟の中心地からは少し遠いですが、せわしなく過ぎる日常に少し縄文のエッセンスを加え、山に囲まれた大自然のパワーを浴びに足を運んでみて下さい。
心の奥に刻まれている縄文の遺伝子に響く、素敵な体験ができる事でしょう。
もしくは受付で『歩く縄文顔という男の縄文名刺』を手に入れることができるはずです(笑)
この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
歩く縄文顔
【縄文の里・朝日に近いオススメスポット】
初めまして、縄文文化が大好きな縄文女子です。この施設は非常に気になるのですが、九州に住んでいるため、気軽に足を運べません。しかし、動画での施設ツアーがあり助かりました。見たい作品を一時停止したりして、丁寧な解説とともに楽しませていただきました。素敵な記事をありがとうございました。
九州住みの女子さん、九州からだと気軽には来れないですね。それでも動画ツアーを使って楽しんでもらえて良かったです。動画にしておいて良かった。
私は埴輪や古墳といった時代が好きですが、この記事を見て縄文時代にすごく惹かれています。フグみたいな土器は可愛いですね。動画の解説も上手ですね。
新潟市北区のOLさん、お久しぶりです。今回の施設は旧石器~縄文時代がメインではありますが、土器や土偶も可愛いものが多いので楽しめると思います。
初めまして。考古学の分野で働いたいる者です。縄文文化への熱い想いが伝わる良い記事で心を打たれました。縄文顔さんと同様に、私も縄文時代は最古の文明だと考えております。ぜひ、各地の歴史博物館等の解説動画もお願いしたいです。ご検討よろしくお願いします。
考古学を生業とする者さん、縄文への熱い想いが伝わって良かったです。そして最古の文明説も一緒ですね。今回の施設見学を経て、他の歴史博物館などにも非常に興味を持ちましたので、検討させていただきます。
記事の終わりに紹介してある、ふるさと納税の商品が可愛くて購入しました。山形民で近いので、今度オリジナルカードと歩く縄文顔さんの名刺をもらいに、見学にいきます!
古代さん、購入ありがとうございます。あれ、可愛いですよね。施設へは、新潟市よりも山形の人の方が近い場合もありますし、ぜひ行ってみてください。